
•野球留学ってなに?
•どんな種類があるの?
•どうやってするの?
こんな疑問をお持ちのあなたへ。
本記事では、野球留学の仕組みや方法をまとめました。
これから野球留学をしようか考えている高校生や進路を決めあぐねている浪人生、息子さんの将来を考えている親御さんはこれを機会に野球留学について理解を深め選択肢を増やしましょう。
アメリカ野球留学について現役留学生が解説します
野球留学の定義
一般的に野球留学というと2つの留学が検索上位に上がってきます。
一つ目は主に中学を卒業してすぐに地元から遠く離れた高校に野球目的で入学し、野球をする野球留学。
今回紹介するのは、自分のように高校を卒業した後に単身アメリカの大学に入学して野球をするというものです。
このブログではアメリカの大学で単位をとりながら野球部に所属することを野球留学と定義します。
野球留学の仕組み
野球留学には忘れてはならない2つの大きなポイントがあります。
- アメリカの大学に通う
- 大学の野球部に所属する この2つです
アメリカの大学に通う
野球選手である前に学生ということを忘れてはいけません。
アメリカの野球部に所属するためにはアメリカの2年制大学(コミュニティカレッジ)または4年制大学に入学する必要があります。
大学で単位を取らない限り試合の出場資格は得られません。
大学では現地のアメリカ人、世界各国からくる留学生と共に英語で授業を受けます。
大学の野球部に所属する
アメリカ野球留学では大学に通い単位をとりながら野球部の部活動を行います。
感覚としては高校の部活動だと思って貰えばいいです。
入学方法はこの先書きます。
アメリカ留学とアメリカ野球留学の違いは?
アメリカ留学はアメリカの2年制大学または4年制大学に入学して単位をとり、卒業を目指します。
日本人のアメリカ留学生の総数は10,000人前後と言われています。
一方アメリカ野球留学は、アメリカ留学に加えて野球部の部活動があります。
アメリカ野球留学生の総数は100人弱です。
実際、2020年にアメリカの大学野球のリーグでプレーした日本人は74人でした。
自分は意外と少ないと感じました。
アメリカ留学に加えて部活動が加わるのでハードなスケジュールになります。言い換えるととても充実した学生生活が望めます。
どんな種類があるの?
アメリカ野球留学は大きく分けて2年制大学と4年制大学の2種類です。
多くの日本人は2年制大学で野球留学をしています。
それにはいくつかの理由があります。
それについてはこの記事で
2年制大学で野球と学業で実績を積み、4年制大学からオファーをもらい入学するのが一般的なルートになっています。このことについては追々詳しく書きます。
どんな人が野球留学をするの?
これは本当にピンから切りがあります。
甲子園優勝した代の1番バッターだったり、甲子園で投げたエースピッチャーだったりします。
ですがアメリカ大学野球に詳しいあまなつさんのツイートによると、2020年にプレーした2年制大学の日本人の出身校は
私立高校出身 | 44名 |
商業高校出身 | 2名 |
県立高校出身 | 2名 |
だそうです。(不明な選手も多いためあくまでも参考程度に)
経験からいうと、前述したような甲子園にでた選手はごく一部で多くの選手は強豪私立の控え選手だったりします。
ちなみに自分は神奈川2回戦敗退の普通の県立高校出身です。
それでも日本人が20人以上いるリーグで2020シーズンはリーグ全体3位の打点を記録しました。(コロナの影響でシーズンが途中で終わったため参考記録)
なにが言いたいかというと、誰にでも可能性があるということです。
野球留学をするにはどうしたらいい?
一般的には、
野球留学について調べる→留学エージェントにコンタクトをとる→セレクションを受ける→留学準備
といった流れになります。
調べる
調べると野球留学エージェントが出てきます。
今現在多くの留学生が利用しているのが、アスリートブランド社とBBC(ベースボールコミュニケーション)社です。
特徴としては、アスリートブランドはワシントン州の大学に多くのコネクションがあり、BBCはカリフォルニア州にパイプがあります。
コンタクトをとる
公式サイトやTwitterなどから自分のように野球留学をしている先輩の連絡先を入手して連絡してみましょう。
多くの場合とても親身に話を聞いてくれます。
また野球留学エージェントに連絡をすると、野球留学について詳しく相談に乗ってくれます。
具体的なプランや費用についてもじっくり話を聞くことができるのは嬉しいですね。
現地の様子を詳しく知りたい場合は自分が相談に乗ります!自分はかなりの調べ物オタクなので、留学生の中で一番アメリカ大学について知識を持っている自信があります。なので是非!!!!!
セレクション
セレクションはアメリカ野球留学の第一歩です。
アメリカ留学を正式に決定していない場合でも自分の実力がどれだけアメリカに通用するかを知るため、アメリカの大学の雰囲気を感じるためにセレクションに参加するのは大切です。
セレクションで合格をもらっても大学に入学しないという選択肢もあります。
セレクションに行くことで、アメリカの大学にも入学できるという選択肢を得た状態で進路を決めることができます。
コロナの流行前のセレクション内容は、大学によりますが、60ヤード走、ノック、送球タイム計測、ゲージバッティング、屋外バッティング、守備練習そして紅白戦といったものでした。
現在はコロナの影響で、アメリカ現地でのセレクションができないのでビデオを撮って大学に送ってもらい、それをアメリカの大学に判断してもらい合否が決まります。
留学準備
大学から合格をもらったら、留学準備に入ります。
留学準備には、入学する大学の決定→入学手続き→英語学習があります
入学する大学の決定
通常だと、セレクションが8〜9月に行われるので、セレクションを受けた直後に合否が分かり、合格をもらった大学の中から行きたい大学を選びます。
自分は5校から合格をもらったので、その中から最終的に2校に絞り、エージェントを通じて大学の野球部の監督にいくつかの質問をしました。
最終決定は10月ごろだったと思います。
入学手続き
ここをめんどくさいと感じる人も多いでしょう。
問題ありません!
エージェントがほとんどの手続きを請け負ってくれるので心配ありません。
内容としては、入学願書の提出、留学Visaの発行です。
英語学習
ここが一番の関門です。
留学前に英語力を上げておくことは必須です。
自分はDelquiというスポーツ留学生を専門とした英語学習塾に通い、TOEFL 68点を留学前に取りました。
アメリカ野球留学について解説している動画はこちらから↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は野球留学の仕組みについてまとめました。
今はまだマイナーな進路ではありますが、この選択肢はきっと人生を輝かせてくれるでしょう。
これは基本的な情報なので、これらを頭に入れて他の記事も読んでいただけると嬉しいです。
もし自分のブログ、YouTubeなどを通じて留学をしようと思っている方は決める前に必ず自分に相談をお願いします。人生を左右する重大な決断なので、自分の持てる全ての情報(ネガティブなものも含め)を伝えます。その上で決断してほしいです。
それでは!
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