大谷翔平がオフにトレーニングしていたドライブラインベースボールとは? 練習内容、費用も紹介

アメリカ大学野球
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こんにちはBikiです!!

連日、大谷選手が歴史を変えるような活躍を見せています。

大谷選手の凄さをアメリカで野球をしている留学生が分析した記事はこちらから

その大谷選手が2020年のオフシーズントレーニングの場として選んだのがDriveline Baseballと呼ばれる練習施設です。(通称ドライブライン

この記事ではドライブラインとは何なのかについてアメリカで野球をする留学生が解説します。

アメリカ留学3年目の日本人留学生。留学する傍らアメリカ大学の野球部に所属。元チームメートがドライブラインで勤務中(大学が近くにあるため)

大谷翔平がオフにトレーニングしていたドライブラインベースボールとは? 練習内容、費用も紹介

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大谷選手の飛躍の理由【2選】

大谷選手は2020年シーズンから大きく成績を向上させています。

打者成績(2021/7/21現在)

試合数打率安打本塁打打点盗塁出塁率長打率
202044.190297247.291.366
202189.27488347412.361.679

投手成績(2021/7/21現在)

試合数勝利敗戦投球回奪三振自責点防御率
20202011 2/33737.80
2021144251 2/395263.31

多くを語る必要はないでしょう。

このように大谷選手は、2020年シーズンから2021シーズンにかけて大幅に投手としても打者としても成績を改善させています。

なぜ大谷選手がこのように成績を出し続けることができているのか、どんな変化があったのか。

それには大きく2つの理由があると言われています。

  1. トーミージョン手術からの復活
  2. オフシーズンのトレーニング

の2つです。

トーミージョン手術からの復活

大谷選手は2018年の10月にトミージョン手術をしました。

トミージョン手術は日本語で内側側副靭帯再建手術(ないそくそくふくじんたい)と呼びます。

方法としては、傷ついた肘の靭帯の代わりに、その選手の左手首などから腱を取り出して移植するというものです。

トミージョン手術を受けた選手は、数年間を回復に当てる必要があります。2020年シーズンの大谷選手は痛みと戦いながら試合に挑んでいたとインタビューでも答えていました。

2021シーズンの活躍は、体が万全な状態で戦えていることが大きく関係していると言えます。

オフシーズンのトレーニング

2020年の11月下旬あたりにドライブラインで働く(当時はインターン)チームメートから衝撃の一言を言われました。

『ショーヘイオータニがドライブラインでトレーニングしているぞ』

衝撃を受けました。あの大谷さんがこんなに近くにいるなんて。

当時はその事実が世間に知られる前だったので口外しませんでしたが、最近になってドライブラインについて取り上げるメディアも増えてきました。

ドライブラインでのトレーニングは大谷選手の練習内容や、試合前ルーティン、さらには食事にも大きな影響を与えていると言われています。

これからそのドライブラインについての基本的な情報について書いていきます。

大谷選手の2021シーズンの大活躍はドライブラインが大きく関係している。

ドライブラインとは

ドライブラインとは一言で表すと、最先端のデータに基づいた野球のトレーニングを行う施設です。

ドライブラインのホームページによると、

  • 最先端の投球、打撃モーションの分析機器
  • 理学療法観点の指導
  • 専門的な打撃、投球モーションのコーチング

という3点がドライブラインの魅力だと書いております。

なのでドライブラインは最先端のデータを用いて打者と投手のレベルを引き上げるトレーニング施設と言えます。

ドライブラインは最先端のデータを用いて打者と投手のレベルを引き上げるトレーニング施設。

どのような選手が通っているのか

ドライブラインは大谷選手のようなプロ選手だけのための施設ではありません。

ドライブラインでトレーニングを積んでいる主な選手は、高校生または大学生のアマチュア選手達です。

MLBの代表的な選手は、2020年サイヤング賞のトレバー・バウアー投手、この10年で最高の投手の呼び声が高いクレイトン・カーショー投手です。

NPBの選手もコロナが発生する前にはオフ期間に渡米する選手もいました。(例、小島和哉選手、成田翔選手など)

今年のMLBドラフトでは通常の40ラウンドから半分の20ラウンドという厳しい状況の中、ドライブラインでトレーニングしている高校生または大学生15人がドラフト指名されました。

大谷選手の活躍により、このオフはより多くの選手がドライブラインでトレーニングを始めるかと思われます。

ドライブラインでは、MLB、NPBをはじめ、多くのプロ選手、アマチュア選手がトレーニングを積んでいる。

どこにあるのか

ドライブラインの所在地は、23211 66th Ave S, Kent, WA 98032.です。

これはどこら辺なのかと言うと、アメリカのワシントン州シアトルらへんです。

シアトルの空港から15分です。

自分の大学から車で約1時間半の距離にあります。

どんな指導を受けるのか(投手編)

ドライブラインでは投手か打者かによって指導方法が変わります。

投手の目標としては、球速アップ、ピッチデザイン、メカニクスの向上です。

※ピッチデザイン:データを用いて打たれにくい変化球やストレートに近づけていくこと。

※メカニクス:体の使い方。

ドライブラインではこの3つの観点にスポットを当ててトレーニング、動作解析をしていきます。

投手の指導方法の選択肢としては3つあります。

  1. In-Gym Training
  2. Online Training
  3. Pro Training

の3つです。

In-Gym Training(直接指導)

これは現地に赴いて直接指導を受けるというものです。

直接指導では3つのものを手にするができます。

  1. 投球動作の分析
  2. コンディションと身体能力強化トレーニングの提供
  3. 理学療法士による体のケア

費用は単月なら月650ドル(約72000円)、2ヶ月以上通う場合には月500ドル(約55000円)です。

直接指導の様子の動画はこちらから⬇️⬇️⬇️⬇️⬇️⬇️⬇️

Online Training(オンライン指導)

オンライン指導では

  1. マンツーマンで効率的なピッチングの解説
  2. 効率的なピッチングのためにすべきことの指導
  3. 投球フォームの指導+身体強化、柔軟性トレーニングの提供

の3つが行われます。

さらに、トレーナーと無制限にコミュニケーションが取れて、独自開発のソフトウェア「TRAQ」にアクセスして、トレーニングプログラムを受け取り、速度やウエイトルームのデータを記録し、トレーニングビデオを保存することで、長期的な進歩を追跡することができます。

これらの特典がついて月199ドル(約22000円)です。

Pro Training

プロトレーニングではマンツーマンでそれぞれの選手のニーズに合わせたトレーニングや動作解析を行います。

費用の記載はされていませんでした。

どんな指導を受けるのか(野手編)

打者のテーマとしては、スイングスピードの向上、スイングフォームの矯正、打席内でのアプローチ方法の3つがあります。

この3つの点を改善するためのプログラムがドライブラインで提供されます。

野手の指導方法は3つあります。

  1. In-Gym training
  2. Snapshots
  3. Online training

の3つです。

In-Gym training(直接指導)

直接指導のバッティングセクションでは、Full Assessment, Test-Retest model, Live-at batsの3つが提供されます。

Full assessmentでは、最新の機器を用いて動作解析を行い、改善すべき点を明確にして、的確なトレーニング方法を設計します。

Test-Retest modelでは、常に選手のトレーニングやプレーの動作を追跡して、選手の成長に合わせたアドバイスを提供します。

Live-at batsは日本語で一本打ちと呼ばれる、投手との実戦形式の練習です。実際に打席に入り、プロや大学のピッチャーと対戦します。

トレーニングで培ったバッティングがどれだけ通用するか、実戦においての課題が浮き彫りになり、アプローチ方法などを教えてもらうことができます。

また、バッティング指導とは別に、スローイング指導、キャッチング指導、ジムの自由使用、理学療法士による身体のケアも直接指導で行っています。

費用は単月なら月650ドル(約72000円)、2ヶ月以上通う場合には月500ドル(約55000円)です。

Snapshots (時間制指導)

Snapshotsによる指導には4つのメニューがあります。

  1. 1日のバッティングセッション 299ドル(33000円)
  2. 1時間のバッティングレッスン 149ドル  (16000円)
  3. 1時間のスローイングレッスン 149ドル (16000円)
  4. キャッチングの指導     149ドル (16000円)

です。

一回の指導にしては高額に思えますが、このレッスンを受けることによってドライブラインの最新のトレーニングメニューやバッティング、スローイング、キャッチングプログラムを手にすることができるので価値はあると思います。

Online training(オンライン指導)

バッティングにもオンライン指導があります。

写真や動画を通じて動作を解析して、最適な練習方法とトレーニングを教わり、トレーナーとコミュニケーションを取りながら練習をします。

内容としてはピッチングのオンライン指導と似ています。

費用は月199ドル(約22000円)です。

料金表

ドライブラインで受けられるレッスンの料金をまとめると

レッスン名期間費用
In-Gym training (直接指導)無制限1ヶ月$650、2ヶ月以上$500
Online training (オンライン指導)無制限月$199
Snapshots (1日バッティング)1日1回$299
Snapshots(1時間バッティング)1時間1回$149
Snapshots(1時間スローイング)1時間 1回$149
Snapshots(1時間キャッチング)1時間 1回$149

このような料金となっております。

まとめ

いかがでしたか。

大谷選手はオフシーズンにドライブラインで練習を積み、今シーズン大ブレークしました。

今回はアメリカに住む留学生がドライブラインについて解説しました。ドライブラインは世界最先端の技術、機器を用いて選手の能力を上げる練習施設です。

この記事ではドライブラインの基本的情報しか触れていませんが、これからもっと多くの詳しい情報を伝えていこうと思います。

また、自分は現在YouTubeチャンネルBIKIBLOGスタートさせました。

そのチャンネルでは実際にドライブラインに行き、そこでより詳しい映像、情報を伝えていく予定なのでもしよかったらチャンネル登録をお願いします。

BIKIBLOGのYouTubeチャンネルはこちらから<<<

最後まで読んでいただきありがとうございます!

それでは

 

 

 

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