【日本人史上初の満票MVP】大谷翔平を覚醒させたドライブラインの5つの魅力

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【日本人史上初の満票MVP】大谷翔平を覚醒させたドライブラインの5つの魅力

 

ドライブラインという野球トレーニング施設をご存知でしょうか?

最近、大谷選手の活躍がクローズアップされるにつれ、認知度も高まってきたDriveline Baseballと呼ばれる野球施設ですが、その全貌は明らかになっていません。

この記事では、ドライブラインに2日間、合計10時間もの取材を敢行した自分が、映像とともに5つのドライブラインの魅力を解説します。

アメリカの大学に留学しながら、野球部に所属する留学生。最近始めたYouTubeの取材でドライブラインに行き、動画を撮った21歳。
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ドライブラインとは

まず初めにドライブラインについて解説します。

ドライブラインとは、アメリカ、シアトル、アリゾナ州にある、世界最新機器を用いて選手を指導、育成する野球トレーニング施設です。

 

近年では多くのMLB選手(菊池雄星投手、トレバーバウアー投手、クレイトンカーショー投手etc)が訪れトレーニングをしていることで有名です。

近年ではアメリカでもドライブラインの知名度が上がり、多くの高校生、大学生が現在もドライブラインでトレーニングを積んでおります。

そして昨年のオフから大谷翔平選手もドライブラインでトレーニングをしはじめ、2021年シーズンは日本人史上初の満票でMVPを獲得する活躍をしました。

NHKスペシャル「メジャーリーガー 大谷翔平 ~2021 超進化を語る~」では大谷翔平選手のドライブラインでのトレーニングの様子が映され話題になりました。

https://twitter.com/shoheisaveus/status/1452253599103262720?s=20

この動画でもわかるようにドライブラインの魅力はなんと言っても世界最新機器によるデータ分析です。コーチの主観や経験よりもデータを優先し、指導を行います。

それでは、これからドライブラインが誇る、5つの最新機器を紹介します。

モーションキャプチャーラボ

ドライブラインの一番の目玉はモーションキャプチャーラボです。

これは選手の動作を解析する場所です。3つのハイスピードカメラ、14個のセンサー読み取りカメラによって選手の動きを丸裸にします。

体に56個ものセンサーをつけ、全力投球をすることによって選手の投球動作を解析します。選手一人に対して、4人のデータスペシャリストが付き正確なデータをとります。

ドライブラインに通う選手は、まず初めにモーションキャプチャーラボで動作を解析し、トレーニングを積み、成果を見るために定期的にモーションキャプチャーラボでデータをとるというサイクルを行います。

ピッチデザインラボ

ピッチデザインラボは、投手が球種を改良する場所です。

ハイスピードカメラ、ラプソード、ヒットトラックを用いて選手の球種を分析し、効率的な球種に改良していきます。

ドライブラインで主に取り組むのは、球速アップですが、ここでは打たれにくい変化球を投げるための指導も行われているので、実践的に強いピッチャーになることができます。

この動画の冒頭部分は、大谷翔平選手がピッチデザインラボで球種を改良しているシーンが映し出されています。

https://twitter.com/shoheisaveus/status/1452253599103262720?s=20

パルスセンサー

パルスセンサーとは、肘に巻きつけることで選手の投球数、疲労度、腕の強さ、リリースの角度、健康状態までわかるセンサーです。

ドライブラインの選手はパルスセンサーをつけてトレーニングを行います。毎日の投球数、肘の疲労度を計測することによって怪我を予防しながらトレーニングを積みます。

この投稿の最後の動画では、大谷翔平選手がパルスセンサーを付けながらブルペンで投球している様子が映されています。このように大谷選手もパルスセンサーを駆使して、1年間、投手と野手の二刀流として1年間高いパフォーマンスを保ち続けました。

 

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フォースプレート

ドライブラインでトレーニングをする選手が目安とするのがフォースプレートで得た数値です。

フォースプレートとは地面の反発力を計ることによって選手の身体能力を数値化する機械です。

このプレートの上で、選手はジャンプをしたり、デッドリフトをすることによって身体能力を測ります。

選手は定期的にフォースプレートを用いて計測を行い、トレーニングの成果を確認します。

ドライブラインではベンチプレスや、スクワットなどの最大数値を目安にはしません。長い間、蓄積されてきたフォースプレートで得たデータを用いることで、90マイル投げる投手に必要な値などが共通認識されているので、フォースプレートでの測定が目安になります。

そのため、ドライブラインでトレーニングする選手は、明確に、「フォースプレートの数値目標を越えれば、球速の目標も達成できる」という希望を持ちながらトレーニングに励むことができます。

TRAQ

個人的に一番衝撃を受けたのはTRAQでした。

TRAQとは、選手のデータを管理するソフトウェアです。

ドライブラインでトレーニングする選手は、TRAQアカウントを持っており、様々なデバイスで見ることができます。

このTRAQでは、ドライブラインで得た全ての情報を見ることができます。モーションキャプチャーラボ、ピッチデザインラボで取ったラプソードのデータ、パルスセンサーで得た球数などのデータ、フォースプレートのダータ全てをTRAQを通じて確認することができます。

また、ドライブラインのコーチはTRAQ上でトレーニングメニューを管理しているので、選手の状況に応じてトレーニングメニューを組みます。

選手はTRAQ上で1日のトレーニングメニューを確認します。トレーニングのフォームがわからない時はリンクをクリックするだけで動画を見ることができるので、スムーズにトレーニングをすることができます。

まとめ

このようにドライブラインには5つの最新機器を用いて選手の能力を向上させています。ほとんどが初めて見た機械だったので驚きっぱなしの1日でした。

このドライブラインの動画はYouTubeに載せてあるので気になる方はぜひ見てみてください。

 

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