アメリカの大学野球で活躍する日本人留学生 【短期大学野手編】

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こんにちはBikiです!

アメリカの大学野球で日本人なんか活躍できないやろ

とか思っている人に向けて

今回は、アメリカの大学野球で日本人旋風を巻き起こしている選手を紹介していきたいと思います。

活躍する選手が多すぎるので、今回はアメリカの短期大学でプレーしている『野手』に絞って紹介していきます。

アメリカの大学野球で活躍する日本人留学生 【短期大学野手編】

 

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太刀岡蓮(花咲徳栄)外野手

太刀岡選手は知っている人も多いかもしれません。

2017年の夏の甲子園で全国優勝した花咲徳栄高校の左投げ左打ちの1番バッターです。

1番太刀岡

2番千丸

3番西川(現西武)

4番野村(現日ハム)

の驚異的な上位打線のリードオフマンとしてチームを牽引しました。

高校卒業後は駒沢大学に進学して、その後2019年にアメリカ留学をスタートさせました。

『MLBドラフト指名』を目標に掲げて進学先は、NJCAA Division1の強豪Indiana Hill Community Collegeに決めました。

インディアンヒル短大の野球部ホームページはこちら<<<

アメリカでの成績

アメリカでの成績は以下の通りです。

試合数打率安打本塁打打点盗塁四死球出塁率長打率ops
202014.19080248.346.190.536
202159.351664323151.487.500.987

1年目シーズンはコロナの影響で14試合しかできませんでした。(44-16 .733)

しかし、編入にとても重要な短期大学ラストシーズンでは、強豪チームのリードオフマンとしてプレーオフを含む59試合に出場し、打率.351、出塁率.487、盗塁31と十分すぎる活躍をしました。

短期大学のリーグで最もレベルが高いと言われるNJCAA Division1でこの活躍はすごいとしか言いようがないです。

活躍が認められて地区のベストナインにも選出されました。

さらにチーム自体も快進撃を続け、リーグ予選、州予選、さらに地区予選を勝ち抜き、全国大会に出場しました。

これは日本人留学生史上初かもしれません。

2回戦で敗退してしまいましたが、チームはNJCAAの1部リーグの7位と言う結果を残しました。

シーズン結果は、(44-16 .733)

https://twitter.com/The_Noah_Sharp/status/1406958032274300928?s=20

進学先

太刀岡選手の進学先はNCAA Division2の強豪、University of Southern Indianaに決まりました。

University of Southern Indianaの野球部ホームページはこちらから<<<

このように90%の返済不要の奨学金を獲得して進学します。

短期大学のトップレベルを経験した太刀岡選手が、これからどのような活躍をするか目を離せません。

西田陸浮(東北)内野手

西田選手は、2000年生まれの自分の1学年下の選手です。(日本で言う大学2年生)

右投げ左打ちの内野手で、高校は、名門東北高校でキャプテンをしていた経歴を持ち、東北地方では有名な選手でした。

日本の大学からの誘いもある中、進学先はNWACに所属する、オレゴン州の強豪、Mt Hood短期大学に決めました。

マウントフット短大の野球部ホームページはこちら<<<

1年目シーズンは伝説的とも言える大活躍をしました。

アメリカでの成績

アメリカでの成績は以下の通りです。

最初のデータが短期大学リーグでの成績で、2個目は現在プレー中のサマーリーグでの成績です。

試合数打率安打本塁打得点打点盗塁四球出塁率長打率ops
202136.415③49③041③2533①31❷.542③.4831.025
2021夏36.370❷440291428①31.510①.437.947
202233.422❷49❷047①1938①30.553❷.4911.044

Mt Hood短期大学での活躍は、日本人留学生史上最高の成績だと言えます。

盗塁はリーグ1位、打率、出塁率、安打数、得点はリーグ3位、四死球数はリーグ2位とリードオフマンとしてこれ以上ない成績を残しました。

打率に関して言えば、西田選手より打率の高い2選手は、試合数が西田選手よりも10試合少ないので自分的には西田選手が首位打者だと思っています(たらればですが)

チームもプレーオフを制し、地区優勝を果たしました。(25-11 .694)

このシーズンで西田選手は

  • 西海岸ベストナイン
  • NWAC南地区最優秀選手
  • NWAC南地区ゴールデングラブ賞(二塁手)

を獲得しました。

これからさらなる表彰もあると思いますが、これだけでもとんでもないことです。

まず、7チームある南地区の中で最優秀選手になるのは日本人留学生史上初です。

さらに、西海岸ベストナインが凄すぎます。

なぜなら、西海岸はNWAC(ワシントン州、オレゴン州、アイダホ一部)だけではなく、カリフォルニア州も含めた大学の中でベストナインを獲得ということだからです。

カリフォルニア州の短期大学リーグの方がレベルが高いのでNWACの選手がベストナインに選べれる割合は少ないです。(実際に14人中3人がNWACからの選出)

西海岸ベストナインも史上初のことなのでこれは快挙です。

Get Sportsが取材に来てもいいくらいの活躍だと思っています。

また、現在参加中のサマーリーグでも、西海岸最高レベルのWest Coast Leagueで3割を越す打率を残し、不動のリードオフマンとして活躍しています。

進学先

西田選手は今年が大学1年目シーズンのため、最低でももう一年マウントフット短大でプレーすることが予想されます。

そのため、次のシーズン終了後か、その1年後に4年制大学への編入をすると予想されます。

昨シーズンの超大活躍、さらに現在参加するウエストコーストリーグは多くの4年制大学のコーチ、スカウトに注目されるサマーリーグなので、大型奨学金オファーがもうすでに来ているかもしれません。

彼の次のシーズンの活躍、進学先には要注目です。

鈴木康太(中京大中京)外野手

鈴木康太選手は、名門中京大中京高校で主軸として活躍した選手です。

右投げ左打ちの外野手で、世代としては自分と同じ世代で、今年から渡米3年目となります。

大学は、カリフォルニア州のSierra Collegeです。シエラカレッジはカリフォルニア州の短期大学リーグCCCAAに所属してます。

シエラカレッジの野球部ホームページはこちら<<<

アメリカでの成績

アメリカでの成績は以下の通りです。コロナウイルスの影響で2シーズンともフルシーズンではありませんが、かなりの好成績を残しています。

試合数打率安打本塁打打点盗塁四死球出塁率長打率ops
202020.40329123510.459.5691.028
202117.381240525.467.413.880

1年目から主軸として活躍し、打率.403、打点23を記録しました。

2年目も打率.381と申し分のない成績を残しました。

二年連続で好成績を残すというのはとても難しいことで、大学のコーチからの評価も高くなります。

二年以上プレーしている選手の中で、短期大学通算打率.390越えは鈴木選手だけなのでかなりすごい打者だということが断言できます。

進学先

編入先大学の情報が公開されていないため、来年もシエラカレッジでプレーして強豪4年制大学への進学を狙うものと思われます。

来年こそ、鈴木選手のフルシーズンでの活躍が期待されます。

小林舞夢(名城大付属)外野手

小林選手は太刀岡選手と同じ世代の選手で、右投げ右打ちの外野手です。

大学は、カルフォルニア州にあるSacramento City College(CCCAA)に所属しています。

サクラメントシティ短大の野球部ホームページはこちらから<<<

アメリカでの成績

アメリカでの成績は以下の通りです。

試合数打率安打本塁打打点盗塁四死球出塁率長打率ops
202016.182804510.316.227.543
202134.30832020611.371.365.736

走攻守揃ったタイプの選手と言われています。

強豪Sacramento City College(35-15 .700)で、上位打線から下位打線まであらゆる打順で試合に出場し、最終的には3割越えの打率を記録してチームには欠かせない選手となりました。

進学先

進学先は、なんとニューヨーク州にある、NCAADivision1のWagner Collegeに70%の返済不要の奨学金で決まったそうです。

これはとてもすごい事です。

今年はコロナウイルスの影響で、編入状況がとても厳しくなっています。

いい結果を出してもオファーがもらえないことも多く、数多くの選手がDivision1への編入を諦めるか、次の年も短期大学でプレーしてオファーを待つという選択肢を取っています。

そんな状況の中、ディビジョン1へ大型奨学金のオファーで行くことが決定した小林選手はすごいとしか言えません。

Wagner Collegeのインスタグラムはこちらから<<<

野手でNCAADivision1に進学するのは小林選手だけなので、どのような活躍をするのか注目です。

岡村柚貴(近江) ハーキマー短大 捕手

高校時代は名門近江高校でプレーした、右投げ右打ちの強肩強打のキャッチャー。

世代としては太刀岡選手と同じ世代で、進学先はニューヨーク州のHerkimer Community College(NJCAA Division3)に決めました。

ハーキマー短大の野球部ホームページはこちら<<<

アメリカでの成績

渡米初期は怪我に苦しみましたが、復帰した今シーズンは『少年野球か!』ってくらいの成績を残しました。

試合数打率安打本塁打打点盗塁四死球出塁率長打率ops
202135.44751656323.525.7721.297

35試合に出場し、打率.447、6本塁打、56打点、OPS1.297は凄すぎます。

しかも、近年打てるキャッチャーが少ない中、キャッチャーとしてこれほどの成績を残しました。

今季日本人留学生最高OPS、打点を記録しました。(打点はリーグ1位、打率3位)

チームでは主に3、4番を打ち、チームの地区優勝(32-4, .889)、リーグ2位に大きく貢献しました。

今シーズン岡村選手が獲得したタイトルは

  • Region3 最優秀選手賞(MVP)
  • Region3 ベストナイン
  • All Region ベストナイン(全地区のベストナイン)

です。

とんでもない活躍ですね。

進学先

注目される進学先は数あるオファーの中から、フロリダ州にある、Lynn University に2021年の秋より編入することが決まりました。

リーン大学の野球部ホームページはこちら<<<

なんと全額奨学金での編入とのことです!!!!!

学費だけでなく、寮費、食費も全て無料で大学に通えるというオファーとのことです。

凄すぎです。

MLB入りを目標と公言している岡村選手のこれからの活躍に要注目です。

その他の活躍する日本人留学生

この他にもアメリカの短期大学で活躍する日本人はいます。

根岸辰昇(慶應義塾)オレンジコースト短大

試合数打率安打本塁打打点盗塁四死球出塁率長打率ops
20207.10010202.231.100.331
202115.4472111215.481.6381.119

左投げ左打ちの外野手で、慶應大学に内部進学という道を断ち、渡米してきたチャレンジャーです。

ドラフト指名される選手も多く輩出している、カリフォルニア州のOrange Coast College(CCCAA)でプレーしています。

オレンジコースト短大の野球部ホームページはこちらから<<<

河野光輝(明石商業)シエラ短大

試合数打率安打本塁打打点盗塁四死球出塁率長打率ops
202117.3972308312.493.397.890

甲子園出場経験のある明石商業出身の右投げ左打ちの内野手(二遊間)で、1年目から同大の鈴木康太選手と共にチームを引っ張る活躍をしました。

まとめ

いかがでしたか、

このようにアメリカの大学野球では多くの日本人選手が活躍しています。

あなたもその中の一人になってみませんか?

 

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