
トランスファーってたまに聞くけどどういう意味?アメリカ大学の編入制度はどうなっているの?編入するメリットは?
という疑問に答えます!
編入制度はアメリカを知る上で欠かせません!この記事を読むことでアメリカの大学の仕組みが理解でき、アメリカ留学の内容がより深く分かるようになります!
編入とは アメリカ大学の編入制度トランスファーについて留学生が実体験を元に解説
トランスファーとは
留学について調べたことがある人はトランスファーという言葉を聞いたことがあるはずです。
トランスファーにはいくつかの意味がありますが、この記事ではトランスファーを編入という意味で扱います。
アメリカ留学にはいくつか種類があります。アメリカ留学の種類を解説した記事はこちら
日本とアメリカの大学の最大の違いは編入制度です
日本の大学は4年制大学と2年制大学などの専門大学は独立していて短大から4年制大学への編入はほぼゼロです。また、短大の多くは介護や、調理、美容師などといった職業に直結する実用的な授業を受けたり、資格について勉強したりします。
一方、アメリカの短期大学(コミュニティカレッジ)は大きく意味が異なります。
アメリカの短大は4年制大学への掛け橋のような役割を担っています。
短大在学中の二年間で基礎的な学問を学び、専攻を決め、4年制大学で専門分野についての知識を深めていく。といった流れになっています。
短期大学からの編入生は3年生として4年制大学に編入する
毎年多くの学生が2年制大学から4年制大学に編入しています。
実際、自分の大学の去年の2年生全9人の内6人が4年制大学に編入、2人が大学に残留、1人が就職といった割合になっています。
基本的に同じ州の短期大学と4年制大学は提携を結んでおり、単位の変換も簡単に行われます。
編入制度のメリット
いきなり4年制大学に入ればいいじゃないかと思う人も多いと思います。なぜか、それは編入制度には多くのメリットがあるからです。
編入制度には大きく分けて3つのメリットがあります。
メリット1費用が安い
4年制大学は素晴らしい点が多くある一方費用がとにかく高いです。
ワシントン州内に住んでいる人の短期大学の学費の平均は4200ドル
一方、ワシントン州で一番人気のワシントン大の住民授業料は11460ドルです。
約2.8倍の差があります。
学費だけで計算すると、
短期大学から編入の場合
4200✖️2+11460✖️2=31320
4年制大学に4年間通った場合
11460✖️4=45840
差額を計算すると14520ドル(約158万円)の差が生まれます。
学費以外にも費用は発生するので差は歴然です。
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メリット2奨学金獲得のチャンスが生まれる
アメリカには日本と比べて遥かに多くの返済不要の奨学金が獲得できるチャンスがあります。
2年制大学在学時に学業とスポーツで実績を積み、奨学金付きのオファーを待ちます。スポーツをしていない留学生もいい成績をとることによってアカデミックの奨学金を手に入れることができます。この話はこちらから(アメリカ大学の奨学金とは)。
自分は現時点で2つの大学から全額奨学金で大学に入れる、つまり無料で4年制大学を卒業できるオファーをもらいました。(行きたい大学ではなかったので断りました。)
この編入制度を上手く活用すると、
2年制大学にかかる費用だけで、その先2年間は無料で大学に行けることもできます。
メリット3考える時間が手に入る
大学受験までの期間に将来に大きく関わる大きな決断をするのは難しいと思います。特に3年間野球漬けの日々を送って来た球児は十分な経験が無いまま進路選択をしている人が多いです。
自分自身もそうでした。自分は幸いアメリカ留学という選択をしたので、将来について考える時間がたくさんありました。その期間で自分の人生の指針を決めることができ、今はその道に向かって突き進んでいます。
短期大学に入ることによって、アメリカの4年制大学への編入、卒業後就職、起業、日本の大学への編入、ドラフト指名などあらゆる選択肢が手に入ります。
留学はとにかくこれまでの人生とは180度変わった経験ができ、自分自身のことを深く知れるきっかけにもなり、方向修正もしやすい選択肢です。
まとめ
トランスファーには様々なメリットがあります。(もちろんデメリットもあります)まとめると費用が2つの方法(短大に通う、奨学金制度)で抑えられて、考える時間が手に入り、自分のやりたいこともじっくり考えることができます。これらの情報を知ることで自分に一番合った選択ができると思います。皆さんの人生がより豊かになりますように。
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